来料品質管理(IQC)
重点検査項目
生地(布地):色差、手触り、厚さの均一性。
金具部品:表面の滑らかさ、構造の完全性、機能の正確性。
補助材料:縫い目、ジッパー、テープなど。
管理措置
進料検査基準(AQL抽出基準)を策定。
サプライヤー管理:定期的にサプライヤーの納品品質、安定性を評価。
生産過程管理(PQC)
工程監視
各工程(裁断、縫製、パーツ接続、ジッパー取付けなど)において重要な管理点(KPI)を設定。
生産工指示書(Production Supply Order)を使用し、各ロットの生産状況を記録。
標準化操作
標準作業手順(SOP)を策定し、作業員に教育を実施し、人為的なミスを防止。
自動化設備(例:コンピュータ刺繍機、自動熱カット機)を使用して精度を向上。
製品検査(OQC)
検査基準
外観:色差、形状の対称性、金具の組み立てが規定通りか。
機能性:ジッパーの滑らかさ、内部の仕切りの使いやすさ。
強度テスト:耐荷重テスト(バッグの用途に応じてシミュレーション)※外部検査を委託。
グレード管理
合格品、不合格品、修理可能品を分別し、不良品の再加工プロセスを明確に設定。
顧客クレーム管理と継続的改善
顧客からのフィードバックを収集し、品質問題追跡表を作成。
クレームデータを分析し、最も一般的な問題(例:機能不良、縫い目のほつれ、金具の破損など)を特定。
PDCAサイクルを活用し、問題の原因分析と改善を実施。